伝説的元F1ドライバーであるジャッキー・スチュワートは、F1が新しいチャンピオンを迎える時が来たと考えているようだ。
かつて3度F1チャンピオンに輝いた実績を持つ82歳のスチュワートは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「リーダーに攻撃を仕掛けることができる若い挑戦者を見るのはいつでもうれしいことだよ」
「ルイス・ハミルトンがあまりにも長いくリーダーの位置にいたし、彼のチーム(メルセデス)がずっと支配していたから、我々はもうずいぶん長いことこういう経験をしてこなかったからね」
スコットランド出身のスチュワートは、イングランド出身という違いはあるにせよ同じイギリス人ドライバーのハミルトンではなく、オランダ出身のフェルスタッペンが今年のF1タイトルをとることを期待しているようだ。
「マックス・フェルスタッペンはF1を再び注目の的にした。それは、F1にはアクションと緊張感を与えてくれる者がいることがとても重要だからだよ」
そう語ったスチュワートは次のように付け加えた。
「ホンダエンジンの性能もフェルスタッペンが彼らに戦いを挑むことができるほどに向上している。それに、彼はハミルトンよりもハングリーだよ」
しかし、36歳のハミルトンもフェルスタッペンと戦うのは大歓迎だと主張している。
「フェルスタッペンを相手にレースをするのはすごく難しいけれど、ほかにも戦うのが難しいドライバーはたくさんいるよ」
「フェルスタッペンと戦うのはとりわけ難しいんだ。彼にはすごく才能があるし、すごくいいチームに所属しているからね。今の彼は身体的にも精神的にも絶好調だと思うよ」
『NOS(オランダ放送協会)』にそう語ったハミルトンは次のように付け加えた。
「ハードな戦いだよ。だけど、それによって素晴らしいものになるんだ」