2022年もセルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンのチームメートとしてチームにとどまる可能性が高いと示唆しているヘルムート・マルコ(レッドブル/モータースポーツアドバイザー)だが、ほかにもっと相応しい候補者がいないかどうか検討をしていることも認めている。
実際のところ、マルコはまだペレスが本来期待されたレベルのパフォーマンスをコンスタントに発揮できているとは考えていない。しかし、全体的には、マルコもこれまでのペレスの働きを前向きにとらえているようだ。
「もちろん、彼(ペレス)もマックスとのギャップには満足していないよ。彼はマックスのセットアップを使うのではなく、自分自身のセットアップを試みてきた。それはドライバーにとって簡単なことではないだろう」
『Motor Sport Magazine(モータースポーツ・マガジン)』とのインタビューでそう語ったマルコは次のように続けている。
「マックスは高速コーナーでオーバーステアになっても気にしないんだ。我々のセカンドドライバーは誰もがそれで問題を抱えてしまったし、それはペレスも同じだった」
「だから、彼は自分のセットアップを試そうとしたんだ。しかし、それはうまくいかなかった」
ともあれ、ここまでのところ2011年にF1デビューした経験豊かなペレスがこれまでにフェルスタッペンのチームメートを務めたドライバーの中では一番いい結果を残しているのは事実であり、2022年もペレスがそのポジションにとどまる可能性は高いと考えられている。
しかし、マルコは2022年に向けて、ほかにも候補者がいないわけではないと次のように続けた。
「何人か候補者はいるが、名前をあげるのは避けておきたい。基本的には今の4人のドライバーを継続したいと思っているよ」
「おそらくスパか、シーズン後半の最初の2レースの間に、アルファタウリとレッドブルのドライバーを発表することになるだろう」
2021年のF1シーズン後半戦は来週末にスパ・フランコルシャンで行われるF1第12戦ベルギーGP(29日決勝)でスタートし、その翌週には第13戦オランダGP(9月5日決勝)が行われることになっている。