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【レッドブル】アルボンにはまだ“可能性”があるとチーム代表

2021年02月23日(火)18:42 pm

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、今年アレクサンダー・アルボンをレッドブルのリザーブドライバーとしてキープしたのはまだ彼に“可能性”があるためだと示唆した。

昨年はマックス・フェルスタッペンのチームメートとしてレッドブルでフルシーズンを戦ったタイ国籍ドライバーのアルボンだったが、期待された結果を残すことができず、今年はセルジオ・ペレスにそのシートを奪われてしまった。

ホーナーはレッドブルが行ったドライバー人事に関してドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「我々は誰もがアレックスがシートをキープすることを望んでいたんだ」

「彼には可能性がある。だが、一貫性に欠けていた。だから彼はリザーブ兼シミュレータードライバーとしてチームに残ることになるし、我々のためにタイヤテストも行うことになる。彼はその役割を受け入れており、それを生かせるよう取り組んでくれるだろう」

一方、アルボン自身は今週、2020年シーズンを振り返りながら次のように語った。

「公平に言って、状況はどんどんよくなりつつあったんだ。だけど、結局のところ、それでは遅すぎたよ」

アルボンは、もしも状況が違っていたら2019年のピエール・ガスリー(アルファタウリ)と同じように、自分もいったんアルファタウリに降格されるだけでF1グリッドに留まることはできていたかもしれないとも語り、次のように続けた。

「全てはタイミングが関係しているんだ。ユウキ(角田裕毅)はF2で素晴らしいシーズンを送ったし、僕はチームを責めるつもりはないよ」

「それに、僕はまだレッドブルのドライバーだからね」

ちまたでは、もしも2021年にフェルスタッペンがレッドブルで十分な結果が出せなければ現契約にある解除条項を行使して2022年にはメルセデスに移籍する可能性もあるとのうわさがささやかれている。

そうした状況には注目しているかと質問されたアルボンは「イエス」と答え、次のように続けた。

「目標はF1で再びレッドブルのドライバーになることだ。2つのシートが振り分けられるのではなく4つあるわけだから、もし全てがうまく行けば、その可能性はあるよ」

「夏の間には全てがどのように展開されるのか大まかなイメージがつかめると思う。少なくともそこまではレッドブルに完全に集中するつもりだ」

そう語った24歳のアルボンは次のように付け加えた。

「その後は様子を見ていくよ」

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