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【マクラーレン】自力で優勝争いができるようになるのは2022年以降

2020年01月21日(火)18:31 pm

マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルが、自分たちが自力で優勝争いができるようになるのは2022年以降になるだろうと語った。

イギリスの名門F1チームであるマクラーレンだが近年は不振にあえぎ続けていた。しかし、2019年には大きな進歩を見せ、コンストラクターズランキングもメルセデス、フェラーリ、レッドブルに次ぐ4位の位置にまで上昇している。

しかし、ランキング4位になったとは言え、トップのメルセデスとは594ポイント差、3位のレッドブル・ホンダとも272ポイント差とまだトップ3チームとは大きな隔たりがあるのも事実だ。

マクラーレン・レーシングのザック・ブラウンCEOも、2020年シーズンにトップ3チームに追い付くところにまで行くのは無理だろうとの見解を示している。

「2019年から2020年に向けてまた同じようなステップアップが果たせるとは思っていないよ」

スペインの『Marca(マルカ)』にそう語ったブラウンは次のように付け加えた。

「レギュレーションはほぼ同じだし、これまでとグリッドの様相が非常に変わるとは思わないね」

しかし、ブラウンは2020年のマクラーレンが昨年よりもさらに向上するのは間違いないと考えているようだ。

「いろんなところで思いもかけないことが起きるかもしれないよ」

そう語ったブラウンは次のように続けた。

「我々はまだ若いチームなんだ」

「ジェームス・キー(テクニカルディレクター)は昨年のマシンの開発には関与していなかった。だが、今は彼がいる。その効果が見えてくるだろう」

「2020年に向けて製造したクルマには好印象を得ている。いい週末もあれば悪い週末もあるだろう。だが、前進を続けることができると期待しているよ」

ブラウンはさらに、大きくレギュレーションが変わる2021年シーズンに向けた開発ももちろん進めており、すでに風洞を使ったテスト段階にあることを認めている。

しかし、2019年5月からマクラーレンのチーム代表を務めているザイドルは、本当に勝利を狙えるようになるには2022年まで待つ必要があると考えているようだ。

かつてWEC(世界耐久選手権)でポルシェをチャンピオンに導いた実績を持つザイドルは、母国ドイツの『Motorsport-Magazin.com』に次のように語っている。

「私がこのチームの目標として考えているのは、バジェットキャップ(F1チーム予算上限値)や技術レギュレーションが落ち着く2022年から2023年以降に自力で表彰台や勝利を狙うことができるようにすることだ」

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