歯に衣着せぬ物言いをすることで有名な1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが、最近フェルスタッペンに対する評価を高めているようだ。
●【決勝結果】2019年F1第20戦ブラジルGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
48歳のビルヌーブは最近『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように語った。
「私が思うに、彼はもうF1チャンピオンになる資格があるよ」
だが、ビルヌーブはフェルスタッペンには今後気をつけなくてはならないことがあると次のように付け加えた。
「だからといって、彼が自分の発言に気をつける必要がないというわけではないんだ」
ビルヌーブが言及したのは、フェルスタッペンがF1アメリカGP後にフェラーリがエンジンに“不正行為”を行っていると発言したことだ。
「あのケースに関しては、彼は自分が知り得ないことについて話をしていた」
そう指摘した48歳のビルヌーブは次のように付け加えた。
「そこがあの発言の大きな問題だったんだ」
ビルヌーブの言わんとしたところは、客観的な事実に関しては自分の思うことを口にするのは悪いことではないが、確証のないことを断定的に語るのはまずい、ということだろう。
メキシコGPではポールポジションを確定させながら、予選走行中に黄旗を無視したことを堂々と認める発言をしたことがグリッド降格ペナルティーにつながったとの見方もされている22歳のフェルスタッペンだが、そうした面に関してはもう少し“大人”の対応でできるようになるのも今後に向けての課題かもしれない。