アレクサンダー・アルボンが2020年シーズンもレッドブル・ホンダのシートを確保する可能性が高まってきているようだ。
レッドブルのドライバー責任者であるヘルムート・マルコは最近、来季マックス・フェルスタッペンのチームメートを務めることになるのはアルボンか、あるいは今季のF1第13戦ベルギーGPからアルボンにシートを譲ってトロロッソに降格となったピエール・ガスリーになるだろうと示唆していた。
アルボンはベルギー以降ここまでにレッドブルで4レースを消化しているが、現時点での彼の評価について質問されたマルコはオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように答えた。
「ここまでのところ、彼のレースはすべて非常によかったよ」
「彼がここまでにやってのけてきたことは、来季に向けてのいい判断材料になるね」
マルコは来季フェルスタッペンのチームメートとなるドライバーは第18戦メキシコGP(27日決勝)の後で決めることになるとも語っていた。
「我々がコンストラクターズタイトルを狙うための唯一の対策は2020年に強いドライバーを2人擁することだ」
そう続けたマルコは、アルボンにはもっと改善の必要があるのも事実だと認めている。
「彼のソチ(ロシアGP)でのフリー走行はそれほどよくはなかった。彼は予選でもクラッシュしてしまった。アレックスは1年前にF2で勝利していたから、それによってちょっと自信過剰になっていたのかもしれない」
マルコはそう語ると次のように付け加えた。
「彼はレースで追い上げるしかなかった。だが、彼はその問題を非常にうまく解決してみせたよ」