ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が、すでにハースと2020年の契約を結んだようだとのうわさを否定した。
今季限りでルノーとの契約を失うことが確定したヒュルケンベルグだが、2020年に向けて一番可能性が高いのはロマン・グロージャンの後任としてハースに加入し、ケビン・マグヌッセンのチームメートになることだと考えられている。
しかし、2017年シーズンにはコース上でのバトルに関し、お互いに相手を激しく批判し合った経緯があるヒュルケンベルグとマグヌッセンだけに、両者がチームメートとしてうまくやっていけるのかは疑問だと考えている者もいる。
しかし、間もなく27歳となるデンマーク出身のマグヌッセンは、仮にヒュルケンベルグがチームメートになったとしても何の問題はないとヒュルケンベルグの母国であるドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。
「ニコは速くて経験もあるし、尊敬されているよ」
「僕の意見だけど、誰もができる限りベストなチームメートを望むものだよ。それが注目を集めることができる唯一の方法だからね」
最近のうわさによれば、ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーから「浮き沈みが多い」と評価されているグロージャンが今季限りでシートを失い、その後任として2020年にヒュルケンベルグが迎えられるのはほぼ確実だと考えられているようだ。
そして、今週末に今季の第15戦が開催されるシンガポールでそれが正式発表されることになるだろうと言われている。
だが、ヒュルケンベルグは、自分はまだどのチームとの契約書にもサインはしていないとしている。
「現時点では何もサインされていないよ。だけど、僕も(マネジメント)チームもそれに向けて取り組んでいるところさ」
ドイツのテレビ局『n-tv』にそう語ったヒュルケンベルグは、次のように付け加えた。
「興味深い選択肢を検討しているのは確かだよ。交渉や話し合いが行われている。だけど、具体的なことはまだ決まっていないんだ」