F1第14戦イタリアGP(モンツァ)の決勝レースを終えて、ホンダF1が次のように振り返った。
●【決勝レース結果】2019年F1第14戦イタリアGPのタイム差、周回数、ピット回数
■ホンダF1:レースレポート
難しい一戦となったF1イタリアGPでは、アストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台がポイントを獲得することができたものの、一方でレッドブル・トロロッソ・ホンダにとっては不運なレースとなった。
予選の結果、アレクサンダー・アルボンは8番グリッド、そしてダニール・クビアトは12番グリッドから決勝をスタート。スペック4のPUへの交換により、グリッド降格ペナルティーを受けたマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーは、グリッド後方からのスタートとなった。
■フェルスタッペン、1コーナーで接触
オープニングラップの1コーナーで、フロントウイングにダメージを負ったフェルスタッペンは、パーツ交換のために緊急ピットイン。そしてレース序盤の混乱は、ホンダPU搭載マシンの4台のうち3台のレース展開に影響を及ぼすこととなった。
■アルボンは接戦も、5秒加算ペナルティ
レズモコーナーで、アルボンはカルロス・サインツと6番手をかけた接近戦を繰り広げた。サインツはコーナー出口でアルボンをワイドに追いやったため、アルボンはポジションを9番手に落としてコースへ復帰。その際のショートカットが原因で5秒加算ペナルティーを受けたアルボンだったが、そのあと26周目でピットインをしてから追い上げをみせ、このレースを6位で終えることができた。
■ガスリー、危機一髪
クビアトとガスリーは、ポイント獲得を賭けた争いを繰り広げたが、不運にもそのあとガスリーはコースアウトに巻き込まれてしまう。アスカリシケインでセバスチャン・ベッテルと接触があったランス・ストロールは、ガスリーの直前でコース上に復帰。そのためグラベルに追いやられてしまったガスリーだったが、いくつかポジションを落としながらも壁への激突を免れた。
■クビアト、オイル漏れ
バーチャルセーフティカーにより、28周目に同時にピットインしたマクラーレンとトロロッソだったが、そのあとクビアトのマシン後方からスモークが発生し、リタイアを余儀なくされた。オイル漏れの箇所など、詳しい原因はトロロッソのエンジニアたちとともに詳しく解明していく予定だ。
■ガスリー、ポイントまであと一歩
ガスリーは10番手のランド・ノリスをとらえることができず、惜しくもポイント獲得には至らなかったが、11位までポジションを上げる追い上げをみせた。
19番グリッドスタートのフェルスタッペンは、レース序盤に起きたアクシデントにより、トロロッソの2台がピットインする前に2回目のピットインを余技なくされたが、8位まで追い上げて4ポイントを獲得し、今大会を締めくくることができた。
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