ルノーが、自分たちのF1エンジンの出力は今季すでに1000馬力の壁を破ったと主張している。
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2014年にPU(パワーユニット)と呼ばれるハイブリッド方式のF1エンジンが導入されたが、以降年々改善が進み、最近では間もなくメルセデスやフェラーリのエンジンは1000馬力を超える出力を実現するのではないかと言われている。
だが、ほんの2週間ほど前には、メルセデスのエンジニアが自分たちのエンジンはまだ1000馬力は実現できていないと認め、「フェラーリでさえまだだよ」とドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語っていた。
しかし、このほどルノーのエンジン開発責任者であるレミ・タファンが、自分たちの2019年仕様F1エンジンは1000馬力を超えることもあると次のように語った。
「予選で最大のパフォーマンスを発揮させたときだけだけれどね」
「常にそのパフォーマンスを発揮させることはできないよ」
「レースでは、950馬力以上は出せているし、960もしくは970に達するときもあるよ」
「それには多くの要素がからむんだ。サーキット特性とか気温とかね」
このタファンのコメントについて質問されたメルセデス関係者は次のように答えている。
「我々は1000馬力だと言うつもりはないよ。恐らく、ルノーでは我々とは違う計測方法をとっているんじゃないかな」
「いずれにせよ、我々にとって重要なのはラップタイムだよ」
また、ホンダエンジンのパフォーマンスに関して質問されたレッドブル関係者は次のように答えたと報じられている。
「我々には信頼性がある。ルノーは1000馬力出せているかもしれないが、決勝では我々が彼らのクルマを周回遅れにしているよ」