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ピエール・ガスリーは「弱すぎる」とレッドブル首脳

2019年07月31日(水)17:19 pm

ピエール・ガスリーが来季もレッドブルのシートを確保できるかどうか、ますます微妙な状況となってきている。

●【F1レースハイライト動画】ホンダW表彰台!レッドブル優勝!トロロッソ3位! 2位は19台抜きのフェラーリ/F1ドイツGP

ルノーへ移籍したダニエル・リカルドの後任として今年からレッドブルのシートを託された23歳のガスリーだが、シーズン序盤から苦戦が続き、今季中にもトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトと入れ替えられるのではないかといったうわさがささやかれている。

しかし、第10戦イギリスGPではガスリーがフリー走行でチームメートのマックス・フェルスタッペンをしのぐパフォーマンスを見せ、決勝でもフェルスタッペンがセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に追突されるという不運に見舞われたという面はあったにせよ、フェルスタッペンを上回る4位フィニッシュを達成。

いよいよガスリーがこれから調子を上げていきそうだという大きな期待を抱かせていた。

ところが、先週末にホッケンハイムリンクで開催された第11戦ドイツGPではフリー走行3回目に大クラッシュを演じたガスリーは、予選こそ4番手の位置を確保したものの、決勝ではトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンに追突してリタイアを喫してしまい、またもレッドブル首脳勢が頭を抱える結果となってしまった。

レッドブルのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、ガスリーについて次のように語った。

「予選では自分の事故をうまくばん回してみせた」

「彼のレースでのペースも悪くはなかった。だが、ガスリーはバトルやオーバーテイクをしようとしているときにはあまりにも弱すぎる」

「アルボンとのクラッシュはまったく余計なことだったよ」

マルコは別のインタビューにおいて、少なくとも今季中は現在のレッドブルとトロロッソのドライバー体制を維持していくと明言している。

だが、F1関係者やメディア関係者の間では、2020年にガスリーがレッドブルのシートを失う可能性が非常に高いと考えられているようだ。

そして、現時点ではガスリーの後任として来季レッドブルのシートを獲得するのは現在トロロッソ・ホンダで走っているダニール・クビアトもしくはアルボンになるだろうと見られている。

2016年のロシアGPまではレッドブルに所属していたクビアトは、今年のドイツGPでうまくチャンスをつかんで3位表彰台に上る活躍を見せた。また、アルボンも同じく今季自己最高位となる6位入賞を果たしている。

マルコは、クビアトとアルボンについて次のように語っている。

「クビアトは才能のあるレーサーだ。そしてアルボンも再びうまく戦えることを示してみせたよ。今後に向けて有望だね」

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