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フェラーリがトト・ヴォルフのF1最高責任者就任を拒むだろうとF1ビジネス記者

2019年05月09日(木)19:15 pm

現在メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフが近い将来F1最高責任者となるのは少々困難かもしれない。

最近、『racefans.net』が、ヴォルフが2021年からF1最高責任者のポジションに就くのではないかと報じた。

それによれば、現在F1最高責任者を務めるチェイス・キャリーは2020年シーズンを最後に契約を延長せず、F1運営の第一線から退く意向だという。そして同じく2020年いっぱいでメルセデスとの契約が切れるヴォルフがその後任候補となるだろうと考えられている。

だが、F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトは、フェラーリがそれを認めないだろうと『Forbes(フォーブス)』に次のように書いている。

「racefansが書き漏らした重要な点は、フェラーリがF1最高責任者候補に関する発言権を持っていることだ」

実際のところ、F1が新CEOを任命しようとするときは「フェラーリの書面による同意を得なければならない」ことがコンコルド協定にも記されているのだという。

そして、フェラーリには過去5年以内に「いずれかのチームにおいて上級役員を務めていた者もしくはいずれかのチームの株式を5パーセント以上所有していた者」はF1最高責任者となることを認めないという内規があるという。

現在、メルセデスのモータースポーツ責任者(エグゼクティブディレクター)であり、メルセデスF1チームの株式を30パーセント所有しているヴォルフはそのいずれにも該当することになるわけだ。

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