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レッドブル・ホンダのピエール・ガスリー「チャンスがあれば勝利を狙う」

2019年01月23日(水)16:45 pm

ピエール・ガスリー(レッドブル)が、自分がF1にいるのは「勝利するためだ」と語った。

レッドブルの育成ドライバーであったガスリーは2017年の第15戦マレーシアGPでジュニアチームのトロロッソからF1デビューを飾り、翌2018年はフルタイムドライバーとしてホンダをエンジンサプライヤーに迎えたトロロッソで1シーズンを戦った。

ダニエル・リカルドが2018年限りでレッドブルを離脱してルノーへの移籍を決めたことから、その後任としてガスリーが今季レッドブルに昇格。マックス・フェルスタッペンのチームメートを務めることになる。

F1関係者やファンの中には、すでに4年のF1経験を持つフェルスタッペンがレッドブル・ホンダの事実上のナンバー1ドライバーであることに間違いはなく、ガスリーはナンバー2としての役割を担うことになると考えている者が多い。

しかし、最近レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが、チーム内に序列はないとこうした見方を否定したことが伝えられている。

■学ぶべきことが多いのは確か

ガスリーは3強チームのひとつであるレッドブルでの初シーズンを迎えるにあたり、母国フランスのラジオ局『RMC』に次のように語った。

「僕にとってはF1での2年目のシーズンだし、まだ学ぶべきことがたくさんあることも分かっているよ」

「僕はレース・オブ・チャンピオンズに出るためにメキシコにいたんだけど、そこでベッテルと話す機会があったから、自分が本当に成長したと感じたのはいつだったか聞いてみたんだ。彼は28歳から30歳にかけてだったと言ったよ」

「僕たちは経験を積みながら成長を続けているんだ。だから僕もまだ自分を成長させていけることが分かっている」

■フェルスタッペンと組むのは最高のチャンス

ガスリーは、そのためにもチームメートのフェルスタッペンがいい指標となってくるはずだと次のように続けている。

「だけど、僕がF1にいるのは間違いなく勝利するためだし、いつかはF1タイトルを狙うためだよ」

「そうできるだけの経験を積むには時間もかかるだろう。だけど、F1チャンピオンになるためには強いドライバーに勝つ必要があるし、現時点ではマックスがそうしたドライバーのひとりであることは間違いない」

「だから、僕にとってはいい比較ができる最高のチャンスなんだ」

■どのような戦いができるのかはまだ分からない

今季からルノーに替えてホンダPU(パワーユニット)を搭載することになるレッドブルだが、チームもフェルスタッペンもF1タイトルを狙うチャンスもあるはずだとの強気の発言をしている。

だが、昨年1年間ホンダPUで戦った経験を持つガスリーは、レッドブル・ホンダが今季どれほどの戦闘力を持つことができるのかはまだ分からないと慎重な姿勢を見せている。

「僕は今シーズンに向けて具体的な目標はまだ設定していないんだ。クルマがどれくらいの競争力を示すのか、まだ分からないからね」

「レギュレーションが変わったし、エンジンサプライヤーも変わっている。21戦で使うことができるパワーユニットは3基しかないし、それは厳しい状況だよ。僕が間違えていなければ、昨年は(トロロッソで)8基のエンジンを使ったからね」

そう語ったガスリーは次のように付け加えた。

「だけど、レッドブルがいいクルマを造り上げ、表彰台や勝利を狙うチャンスがあれば、僕はそれを生かしていくつもりだよ」

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