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「グロージャンを見捨てたりはしない」とハースF1チーム代表

2018年05月15日(火)18:54 pm

ハースF1を率いるギュンター・シュタイナー(チーム代表)が、先週末のF1スペインGP決勝で大クラッシュの原因を作ったロマン・グロージャンを擁護した。

■バルセロナで危険なクラッシュを誘発したグロージャン

バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われたスペインGP決勝を10番グリッドからスタートしたグロージャンだが、スタート後すぐに7番グリッドからスタートしていたチームメートのケビン・マグヌッセンの背後にせまる走りを見せていた。

ところが、前を走るマグヌッセンがリアを滑らせた際に乱気流の影響を受けたと思われるグロージャンはマシンコントロールを失ってしまう。

そのときグロージャンはアクセルを緩めずに無理に体勢を立て直そうとしたがこれに失敗。グロージャンのマシンがコースをふさぐ形となり、これにニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)とピエール・ガスリー(トロロッソ)が相次いでクラッシュ。一度に3台が戦列を離れることになってしまった。

■グロージャンにはモナコで3グリッド降格ペナルティー

今季まだ1ポイントも獲得できていないグロージャンにはあせりもあるのか、第4戦アゼルバイジャンGP決勝ではセーフティカー導入時にクラッシュするという失態も演じていた。

今回のバルセロナでのクラッシュに関してはFIA(国際自動車連盟)のF1競技委員たちもグロージャンの責任は重いとして2ペナルティーポイントを与えるとともに次戦F1モナコGP(27日)決勝で3グリッド降格ペナルティーを科すという裁定を行っている。

■グロージャンはF1を去るべきだとヒュルケンベルグ

もちろん、このクラッシュに巻き込まれたヒュルケンベルグは怒りを隠していない。

「彼は今週末だけで8回もスピンしたし、まったく何をしでかすか予想もつかないよ」

そう語ったヒュルケンベルグは次のように付け加えた。

「彼は別のスポーツに行くことを考えるべきだろうね」

■1周目によくある事故だったに過ぎないとシュタイナー

ロータス在籍時の2012年には何度もクラッシュを起こしたことで1レースの出走禁止処分を受けたこともあるグロージャンだが、そのF1ドライバーとしてのキャリアは今年で終わってしまうのではないかと考えている者もいるようだ。

だが、イタリア出身のシュタイナーは今回のクラッシュについて次のように語った。

「私に言わせれば、あれは1周目によくある事故だったんだ」

「確かにああいう結果は喜べるものではない。だがあのときどうするか判断するための時間は1000分の数秒ほどしかなかったんだ。そして、あれが彼の判断だったということだ」

「現時点ではロマンの評判も下がり、絶好の批判の的となっている。だが、私は競技委員が行った裁定は顔に平手うちを食らわせるようなものだったと思っているよ」

デンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』にそう述べたシュタイナーはさらに次のように続けた。

■ハースはグロージャンを見捨てない

「私はすぐに彼と話をしに行ったよ。彼がどういう気持ちなのかが想像できたからね」

「私が彼を見捨ててしまえばそれで終わりだ。だから、我々は彼を助けるつもりだ」

「私は彼にこう言ったよ。私は君を責めない。君は可能な限り最高のスタートを切ろうとしたがそれがうまく行かなかっただけだ。前に進もう。モンテカルロ(F1モナコGP/27日決勝)に集中し、そこで全力を尽くしなさいとね」

「今、ロマンは落ち込んでいる。だが彼は正しいやり方で応えてくれるよ」

そう述べたシュタイナーは次のように付け加えた。

「もちろん(昨シーズンから通算で)9レース連続でポイントが取れていないのはいいことではない。だが彼は再び馬に乗るしかないんだ」

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