ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

【決勝レポート】大波乱のレースでハミルトンが今季初優勝 ホンダも1ポイント獲得/F1アゼルバイジャンGP

2018年04月29日(日)23:54 pm

2018年F1第4戦アゼルバイジャンGPが4月29日(日)、バクー市街地サーキット(1周6.003km)で3日目を迎え、現地時間16時10分(日本時間21時10分)から行われた決勝でメルセデスのルイス・ハミルトンが優勝した。今季初、通算63勝目。

●【他の画像:レース結果】F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝レースのタイム差、ピット回数、周回数

■1周目にセーフティカー導入

レース開始直後の1周目に6番グリッドからスタートしたキミ・ライコネン(フェラーリ)と7番グリッドスタートのエステバン・オコン(フォース・インディア)が接触。オコンはそのままウォールに突っ込んでしまい、ここでリタイアに。一方のライコネンはフロントウイングにダメージを受け、ピットに戻らざるを得なくなる。

その後方では11番グリッドスタートのセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)と12番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が接触。シロトキンはそこでエスケープゾーンにクルマを止めてリタイアとなり、アロンソは右側のフロントタイヤ、リアタイヤ両方がバーストした状態でなんとかピットにたどり着くが、レースは1周目にして早くもセーフティカーが導入される展開となった。

6周目にレースが再開されるが、11周目には5番手まで順位を上げていたルノーのニコ・ヒュルケンベルグがスローダウンして戦線離脱。3台目のリタイアとなってしまう。

■ライコネンは着実に順位をばん回

先頭のベッテルがレースをコントロールし、それにハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツ(ルノー)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ダニエル・リカルド(レッドブル)が続く形でレースが進むが、その後サインツがピットインし、レースが17周目に入るころには12番手にまで順位を下げていたライコネンが6番手にまで順位を戻してくる。

レースが23周目に入ったところでまずハミルトンがピットインしソフトタイヤに交換。ハミルトンはボッタスの後ろ3番手でコース復帰する。先頭を走行していたベッテルも31周目を迎えるところでピットイン。ソフトタイヤに交換してハミルトンの前でコースに戻る。これでまだタイヤ交換を行っていないボッタスが暫定トップに立った。

■レッドブルが同士打ちで戦線離脱

レースが中盤を過ぎるとレッドブル勢同士の4番手争いがだんだんし烈になってくる。ペースの速いリカルドがフェルスタッペンをオーバーテイクしようとするが、フェルスタッペンは強気で一歩も引かず、あわや2台が接触しそうな光景が展開される。だが35周目にリカルドがついにフェルスタッペンをとらえて4番手に浮上した。

そのリカルドは38周目にピットインしウルトラソフトタイヤに交換する。その次の39周目にはフェルスタッペンがピットイン。同じくウルトラソフトタイヤに交換するが、ここでフェルスタッペンがリカルドの前でコース復帰を果たし、また両者の順序が入れ替わってしまう。

その後またレッドブルの2台による4番手争いが激しく展開されるが、40周目についに恐れていたことが現実となる。追い抜きにかかったリカルドの前でフェルスタッペンがそうはさせまいとラインを変えてドアを閉める。ところが、すでにスピードに乗っていたリカルドはタイヤをロックさせながらブレーキングするも間に合わず、激しくフェルスタッペンに追突してしまったのだ。2台はここで2台そろってリタイアとなり、レッドブルにとっては最悪の結果となってしまった。

■セーフティカー導入でボッタスがトップキープ

ここで再びセーフティカーが導入されると、先頭を走行していたボッタスがすかさずピットイン。2番手ベッテルと3番手ハミルトンもピットインして全員がウルトラソフトタイヤに交換した。うまくセーフティカー導入のチャンスを生かしたボッタスがトップ、ベッテル2番手、ハミルトン3番手と順位は変動せず、ボッタスの優勝のチャンスが広がった。

ところが、このセーフティカー導入中に6番手を走行していたハースのグロージャンがマシンコントロールを誤ってコース右側のウォールにクラッシュするという事故が発生。これでセーフティカーの導入時間がさらに長引くこととなり、さらにボッタスには追い風が吹いてきたかに思われた。

■最後の最後にボッタスに悪夢

セーフティカーが戻り、レースが再開されたのは残り4周となった48周目のことだった。この再スタート時がトップの座を奪い返す最大のチャンスだと考えたベッテルはホームストレートエンドのターン1で強引にボッタスを追い抜きにかかる。だが、ベッテルはタイヤをロックさせてしまい、逆にハミルトン、ライコネンに先行を許す形となってしまった。

ボッタスはその間にペースを上げ、一気にハミルトンとのギャップを1.5秒に開いていく。これでボッタスの今季初優勝はほぼ確実かと思われた49周目、突然ボッタスの右リアタイヤがバーストしてしまう。これはコース上の破片を踏んでしまったことが原因だったようだ。ボッタスはコース外にクルマを止め、優勝目前で無念のリタイアとなってしまう。

■ハミルトンが幸運な今季初勝利

そして、棚からぼたもち的な形でトップに躍り出たハミルトンがそのまま残り2周を走り切り、先頭でチェッカーフラッグを受けて今季初優勝を飾った。2位にライコネンが続き、3位には終盤にタイヤを痛めたベッテルを追い抜いたフォース・インディアのセルジオ・ペレスが入った。

今年も波乱の展開となったアゼルバイジャンGPだが、ザウバーのルーキードライバーであるシャルル・ルクレールが6位でチェッカーを受けうれしい初ポイント獲得。さらにトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーも10位に食い込んで初ポイントを獲得している。

序盤のアクシデントで大きく順位を落としたアロンソもチャンスをうまく生かして7位でフィニッシュし4戦連続のポイント獲得を達成した。

トロロッソ・ホンダのもう一台ピエール・ガスリーは一時はトップ10圏内を走行するも、最終的には順位を下げ12位でバクーでのレースを終えている。

■決勝トップ10ドライバー(暫定)

優勝/ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2位/キミ・ライコネン(フェラーリ)
3位/セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
4位/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
5位/カルロス・サインツ(ルノー)
6位/シャルル・ルクレール(ザウバー)
7位/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
8位/ランス・ストロール(ウィリアムズ)
9位/ストフェル・バンドーン(マクラーレン)
10位/ブレンドン・ハートレー(トロロッソ)

2018年F1第5戦スペインGPは5月11日(金)の現地時間11時(日本時間18時)に開幕。決勝は同13日(日)の現地時間15時10分(日本時間22時10分)にスタートする。

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●2018年F1チャンピオンシップ・ランキング(アゼルバイジャンGP終了後)

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