フェルナンド・アロンソがマクラーレンの2018年型車MCL33のパフォーマンス不足には「悲しくなる」と認めた。
2017年限りでホンダと決別し今季からルノーPUを搭載しているマクラーレンだが、アロンソの期待に反して現時点ではやはりパフォーマンスの低さに苦しんでいる状況だ。
一方、今季の第2戦バーレーンGPではホンダPUを搭載したトロロッソが予選でも決勝でもマクラーレン以上のパフォーマンスを発揮。このことでアロンソが後悔しているのではないかと考えている者も少なからずいるようだ。
■聞かれるのはトロロッソのことばかり
だが、アロンソはドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。
「1回の予選、あるいは決勝でよかったチームのことを話したって意味ないよ」
「勝利を重ね、何度も表彰台に上ったあとで、僕はフェラーリを去ることを後悔しないかと尋ねられた。そしてメルセデスが4年間にわたってすべてを勝ち得たときにはもはや誰もフェラーリのことなど聞きもしないし、聞かれるのはトロロッソのことだ」
■マクラーレン・ルノーのパフォーマンスには「悲しくなる」
そう語ったアロンソだが、現時点ではまだマクラーレンが勝利を手にできるところにまでは到達していないと認めている。
「そのことで悲しくなる」と語ったアロンソは母国スペインの『El Pais(パイス)』に「僕たち全員が望んでいる結果をマクラーレンのひとたちに与えることはできない」と続け、次のように付け加えた。
「僕も可能な限り最高の仕事をしようと取り組んでいる。だけど、僕たちはもっと改善していかないとならないよ」
とはいえ、マクラーレン・ルノーのパフォーマンスに不満はあるものの、ここまで大きな信頼性の問題が発生していないアロンソは現在3レース連続でポイントを獲得してドライバーズランキング6番手につけている。