マクラーレンのストフェル・バンドーンは、2018年は自分にとって非常に重要なシーズンになると考えている。
2016年のF1第2戦バーレーンGPで負傷欠場したフェルナンド・アロンソの代役としてマクラーレンからF1デビューを飾った経験を持つバンドーンだが、2017年にはジェンソン・バトンの後任フルタイムドライバーとしてシーズンに臨むことになった。
だが、特にシーズン序盤はチームメートのアロンソからかなり大きな差を付けられてしまい、期待していたほどのパフォーマンスを示すことができないままシーズンを終えてしまった。
■2018年はもっと力を発揮できる
バンドーンは昨年と同じようなことを今年も繰り返すわけにはいかないと母国ベルギーのテレビ局『RTBF』に次のように語った。
「僕にはまだやるべきことがある。週末をうまくまとめ上げ、クルマをもっとよく理解できるようにするためにね」
「もしすべての要素をうまくかみ合わさせることさえできれば、スピードはついてくるよ」
「今シーズンの目標は特に決めていないんだ。僕は自分自身のことに集中している。だけどフェルナンド・アロンソがいい指標になるのは確かだね。昨年の結果は望んだようなものではなかった。だけど新しいシーズンに向けて、今の僕はかなり強くなっている」
「僕は、自分のチーム、自分担当のエンジニアたち、そしてサーキットのことを学ぶことができた。それに素晴らしいチームメートであるフェルナンドを通じて、必ずしも効率的ではないクルマにどう適応し、シーズンを通じてどうやって問題に対応していけばいいかを学ぶこともできたよ」
■シミュレーターで2018年型マシンも体験
2月26日(月)からスペインのバルセロナで1回目のシーズン前公式テストが行われる予定になっており、その前に各チームが2018年型車を発表することになる。
だが、バンドーンはすでにマクラーレンの2018年型車をシミュレーターで体験することができたと次のように語った。
「エンジニアたちと一緒にシミュレーターでの初日を終えて、新車に関していろいろ話し合うことができたよ」
「僕は2018年型車の最初の印象を得ることができた。変化(ルノーPU移行)は僕たちにとって大きな意味を持つことになると思う。テストを始め、僕たちがサーキットでどういうことができるかを確かめようと、みんなの士気も上がっているよ」
そう語ったバンドーンは、次のように付け加えた。
「バルセロナでは、シーズンがどういう展開になりそうかということがもう少しはっきりと見えてくるだろうからね」