今季はまだ1ポイントも取れない絶不調の状態にあるマクラーレン・ホンダだが、マクラーレンは自分たちが製造したシャシーはほかのチームの2017年型車と比べても最高レベルにあると主張している。
■今季のシャシーはトップクラス
「今我々には最高レベルのクルマがある」
そう語ったマクラーレンのマット・モーリス(エンジニアリングディレクター)は次のように付け加えた。
「昨年は少々問題を抱えていたが、今ではこれをベースに築き上げていくことができる本当にいいプラットフォームがある」
■別のエンジンなら表彰台も可能
それが事実であれば、マクラーレン・ホンダが現在経験している不調のほとんどすべての責任はホンダパワーユニットにあると言えそうだ。
最近、ホンダパワーユニットのMGU-H(熱エネルギー回生装置)は2レースしかもたないとの報道が行われていたが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ホンダパワーユニットはライバルメーカーのものに比べて最大で100馬力ほど劣っていると報じている。
その記事によれば、マクラーレンのあるメンバーが次のように語ったという。
「ふさわしいエンジンさえあれば、今の我々のクルマなら表彰台も可能だよ」