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【ホンダF1】改良バージョンPU投入計画は無期限延期

2017年06月06日(火)18:50 pm

ホンダは当初予定されていたF1カナダGP(11日決勝)での改良型パワーユニット投入を断念したようだ。

今年のF1シーズンもすでに6レースが消化されたが、マクラーレン・ホンダのみがいまだに1ポイントも獲得できていない状態だ。

ホンダとマクラーレンのパートナーシップは今年で3年目を迎えているが、失望のシーズンに終わった初年度2015年シーズンでさえ第6戦モナコGPでポイントを獲得しており、今年はそのとき以上に悲惨な状況が続いている。

そうした状況のもと、3年間続いてきたマクラーレンとホンダのパートナーシップも今季限りで終わりを迎えるのではないかといったようなさまざまなうわさがささやかれている。

■エンジン改善に備えてシャシー開発を進めるマクラーレン

しかし、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは次のように主張した。

「我々は自分たちのクルマを可能な限り最大限まで開発し続けるよ。そしてエンジンが機能するようになる日のために備えるんだ」

だが、残念なことに、その日が訪れるのはまだ当分先のことになりそうだ。

■改良パワーユニットの振動問題を解決できず

ホンダでは今週末にモントリオールで行われるカナダGPで大幅な改良を施したパワーユニットを投入する計画だと報じられていた。だが、このほどこの計画が無期限で延期となったことが明らかとなった。

「一番の問題は振動です」

ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介は、次のように付け加えた。

「できる限り早く改良バージョン(のパワーユニット)をサーキットに持ち込むためにあらゆることを行っています。しかし、(それがいつになるかは)約束はできません」

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