マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、ソチ・オートドロームで行われた2017年F1第4戦ロシアGP予選を終えて次のようにコメントした。
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■エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ/レーシングディレクター)
「予選が始まる前から我々にとっては困難なセッションとなるであろうことは分かっていた。昨日5基目のMGU-K(注)とターボチャージャーを使用したことでストフェル(バンドーン)には15グリッド降格ペナルティーが科されていた。つまり、彼はまたもや後方からのスタートを余儀なくされることになったし、明日も不運な状況となる」
「彼にとっては厳しい午後になるだろう。だが、彼は懸命に戦う決心をしている。こういうつらい状況にもかかわらず、そうしたファイティングスピリットを目にするのはうれしいことだ」
「フェルナンド(アロンソ)はいつものような気力を持って今日の午後も走ってくれたし、Q1で今日彼が刻んで見せた最速タイム以上のことは何もできなかったはずだ。彼はコース上ではまさに最高だったし、我々としてはできる限り早く彼の力にふさわしいよりよいパッケージを提供できるよう望むことしかできない」
「我々は明日のレースではどんなチャンスでもそれを最大限に生かすことができるように取り組むつもりだ。我々には自分たちの戦いにおいて失うものなど何もないのは確かだからね」
(注)ブーリエのコメントにはMGU-K(運動エネルギー回生システム)とされているが、正しくはMGU-H(熱エネルギー回生システム)の間違い。
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