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3秒以上速い新F1カー。ドライバーの身体への負担は?

2017年03月15日(水)18:26 pm

今年はF1の技術レギュレーションが大きく変わり、シャシーはより大きなダウンフォースを稼ぐことができるようになるとともに、これまでよりも約25%ワイド化されたタイヤによるグリップも向上している。

■ドライバーの負担増大が予想されていた2017年

これにより特にコーナリングスピードが向上するとともに、ブレーキングもこれまでよりも遅らせることができるようになる。その結果、ドライバーの身体にはこれまでよりも大きなGフォースがかかることになると言われていた。

そのため、今シーズンに向けて各ドライバーはこれまで以上に激しいトレーニングを行い、特に首の筋肉強化に努めてきている。

■昨年とほとんど変わらないとペレス

だが、メキシコ出身の27歳のセルジオ・ペレス(フォース・インディア)は、スペインの『Marca(マルカ)』に対し、バルセロナで2回に分けて行われたF1公式シーズン前テストで受けた2017年型F1カーの印象を次のように語った。

「(昨年と今年の)クルマによる身体的負担にはほとんど違いがないということが分かったよ」

「この点に関してはいくぶん大げさに伝えられていたように思うね」

■減量の影響もないとトレーナー

実際のところ、ペレスも、そして今年からチームメートとなるエステバン・オコンも、シーズンオフの間にこれまでよりも筋肉を付けるためのトレーニングに専念してきていた。

ところが、フォース・インディアの2017年型車VJM10は、伝えられるところによれば10kgほどオーバーウエイトになっているという。そして、チームはドライバーたちにそれぞれ今よりも2kgの減量を行うよう要請したと報じられている。

ペレスのトレーナーを務めるサビ・マルトスはそうした報道を認めつつ、次のように語っている。

「チェコ(ペレスの愛称)は現役ドライバーの中では最高レベルに鍛え上げられているんだ。だから減量したからといって彼の首にはなんの問題もないよ」

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