パスカル・ウェーレイン(ザウバー)が、今季トップチームのメルセデスAMGへ行くことができなかったことについてくよくよ思い悩んだりしていないと主張した。
■メルセデスAMG昇格がうわさされたウェーレイン
メルセデスの育成プログラム所属ドライバーであるウェーレインは、2015年にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で史上最年少チャンピオンとなると、翌2016年にメルセデスの支援を受けてマノーからF1デビューを飾っていた。
今季は経営破たんに陥ったマノーからザウバーへ移籍することが決まっていたが、2016年にF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグが突然の引退を発表したことから、メルセデスAMGではウェーレインをトップチームに昇格させてルイス・ハミルトンのチームメートに据えるのではないかとも言われていた。
だが、メルセデスAMGは最終的にウィリアムズからバルテリ・ボッタスを獲得。ウェーレインは結局ザウバーで今シーズンを戦うことになった。
■ザウバーでの仕事に集中するだけ
1月に行われたROC(レース・オブ・チャンピオンズ)で起きたクラッシュで首にダメージを負い、バルセロナで行われた今季最初のシーズン前テストへの出走を見合わせたウェーレインは、ドイツのテレビ局『RTL』のインタビューでそのことに関する質問を受けると次のように答えた。
「もうそのことは完全に忘れたよ」
「そのときから今年はザウバーでやることは明確だったから、そのことだけに集中していたよ」
ウェーレインが来週の火曜日(7日)から同じバルセロナで行われる2回目のシーズン前テストに出走できるかどうかは、今週末にははっきりすると言われている。