昨年、アゼルバイジャンの首都バクーでF1ヨーロッパGPとして初のF1レースが開催された。そして今年はアゼルバイジャンGPという名称で2回目のグランプリが行われることになる。
そして、同レースの主催者であるアリフ・ラヒモフは、今年のレースは昨年よりももっとエキサイティングなものとなるはずだと考えている。
当初、世界遺産に指定された遺跡などがある歴史ある街並みをF1カーが疾走するということでバクー市街地でのF1レースには大きな期待が寄せられていた。だが、実際に行われた2016年のレースでは追い抜きなどの見どころもほとんどなく、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』などは「期待外れ」だったと評している。
しかし、ラヒモフは2017年のレースは昨年とは違ってくるはずだと次のように語った。
「ソチを例にとってみてもそうだが、最初の年はたいくつだったし、それと同じことが我々にも起きてしまった。だが、翌年は素晴らしいショーになったよ」
ラヒモフは、ドライバーたちが初年度の2016年に壁に囲まれた難しい市街地コースで走行経験を積んだことから、今年はもっと自信を持ってレースに臨むことになるだろうと考えている。
さらに、昨年は世界的に人気の高いル・マン24時間レースと日程が重なってしまったが、今年はそれが避けられたことにより、もっと注目も集まるはずだとラヒモフは次のように付け加えた。
「今年は視聴者が2つのレースのうちどちらを見るかを選択しなくてすむことをうれしく思っているよ」