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【2017日程変更点まとめ】FIA、2017年F1カレンダー承認 ソーセージカーブ増設か

2016年12月01日(木)5:35 am

FIA(国際自動車連盟)は30日(水)、オーストリアのウィーンで開催された世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会議において、2017年のF1開催カレンダーを承認した。主な変更点は以下のとおり。

●【2016年の結果】一覧はこちら

■2017年は20戦に

2016年は史上最多の21戦が開催されたF1。2017年も暫定では21戦が予定されていたが、事前の報道にあったようにドイツGPが開催日程から落ち、全20戦が承認された。

■5回の連続開催

2017年シーズンは、今年と同じくオーストラリアで3月26日に開幕し、アブダビで11月26日に終える。この中には、5回の2週連続開催が含まれている。

■アジア戦が入れ替え

9月に発表されていた暫定カレンダーから、マレーシアとシンガポールの順番が入れ替わった。

■ル・マン24時間とのバッティング回避へ

今年、初開催だったバクーでのヨーロッパGPは、アゼルバイジャンGPへと名称変更され、さらに開催日程が6月25日に変更されたことで、ル・マン24時間とのバッティングは回避された。これにより、今シーズンは2週連続開催で問題になっていたカナダからアゼルバイジャンへの輸送面も解消された。
●バクーでのF1、2017年以降は「アゼルバイジャンGP」に

■ブラジルは未だ協議中

F1の商業部門のボス、バーニー・エクレストンは、まだブラジル大統領と交渉しているとしており、「要確認」の印が付いている。

暫定カレンダーでは同じく「要確認」だったカナダGPは、先日報じられたように開催が決定した。カナダ人F1ドライバーとしてウィリアムズからデビューする新人ランス・ストロール人気に期待したいところだろう。
●F1カナダGP、2017年の開催が確定 18歳カナダ人ドライバーの後押しに

■Wチャンピオン獲得も、ドイツは開催なし

ドイツGPは近年、ニュルブルクリンクとホッケンハイムで交互開催をしており、2017年はニュルブルクリンクの番だったが、2015年と同じく財政的問題によりF1グランプリを開催できないとし、またホッケンハイムも2018年については開催すると明言しているものの2017年の開催予定はないため、2017年カレンダーからドイツGPが消滅することになった。
●ドイツGPのホッケンハイム「リスクを取り除くようなオファーはなかった」

ドイツメーカーのメルセデスと、ドイツ人のニコ・ロズベルグがダブルチャンピオンを獲得したものの、ファンにとっては残念な結果になった。

■世界各地で11のコーナーが改修へ

またFIAは、10月30日に開催されたF1メキシコGPの“1コーナー事件”についても議論した。1コーナーで、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコースアウトして有利になった問題を解消するため、世界各地で11のコーナーについて改修が必要とした。

改修方法として、あの“ソーセージ・カーブ”の設置で回避される可能性がある。今年、このソーセージ・カーブに乗り上げると振動によりマシンが破損するという事故が相次いでおり、ドライバーから不評だったが、「壁だと思え」という発言も出ていた。
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■2017年F1開催カレンダー(11月30日発表)

Rd 日程 グランプリ 開催地
1 3月26日 オーストラリアGP メルボルン
2 4月9日 中国GP 上海
3 4月16日 バーレーンGP サヒール
4 4月30日 ロシアGP ソチ
5 5月14日 スペインGP バルセロナ
6 5月28日 モナコGP モンテカルロ
7 6月11日 カナダGP モントリオール
8 6月25日 アゼルバイジャンGP バクー
9 7月9日 オーストリアGP シュピールベルク
10 7月16日 イギリスGP シルバーストン
11 7月30日 ハンガリーGP ブダペスト
12 8月27日 ベルギーGP スパ・フランコルシャン
13 9月3日 イタリアGP モンツァ
14 9月17日 シンガポールGP マリーナベイ
15 10月1日 マレーシアGP セパン
16 10月8日 日本GP 鈴鹿
17 10月22日 アメリカGP オースティン
18 10月29日 メキシコGP メキシコシティ
19 11月12日 ブラジルGP※ サンパウロ
20 11月26日 アブダビGP ヤス・マリーナ

※=F1ブラジルGPは要確認

●F1シンガポールGPがカレンダーから消える?
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