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F1放送の有料化に懸念を示すGPDA会長ブルツ

2016年03月26日(土)20:20 pm

F1放送の有料化を世界的に推し進める動きに対して、懸念の声が上がっている。

2019年以降、イギリスでは有料チャンネルの『Sky(スカイ)』がF1の独占放送を行うとF1最高責任者のバーニー・エクレストンが23日(水)に発表した。

日本でも今年からF1の無料放送がなくなったが、従来も生中継は基本的に有料だった日本と違い、イギリスでは伝統的に無料でF1の生中継が行われてきた。

■有料化を推し進めるエクレストン

F1放送の有料化が世界的に進んでいることに対して、F1ドライバーによる任意団体GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長を務めるアレックス・ブルツは、オーストリアの『Kurier(クーリエ)』紙に次のように語った。

「F1はこの2年、無料から有料放送に切り替えるというビジネスモデルをいくつかの国で強硬に推し進めてきた」

「金銭的には良い結果が出ているものの、視聴者の数は減少している」

「だが、テレビ放送契約に変化がない国では、視聴率は同じか、少し上昇した国もあちこちに見られる」

■ファンを遠ざけているとブルツ

こうした経済的価値のみを追求する姿勢は、ファンというF1の土台をむしばむものだとブルツは懸念している。

例えば、F1の商業権を握るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)は、F1の映像をツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアで共有することを厳しく禁じている。

そのため、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はパドック内で撮影した映像をスナップチャットで共有することをエクレストンから禁じられたと伝えられている。

F1は新しい世代のファンを遠ざけているのではないかと聞かれると、ブルツはこう答えた。

「その通りだ。F1のビジネスモデルがいかに適応できていないかを示す好例だよ」

「テクノロジーの進歩は止められない。新しいファンを獲得する方法も変わってきた。もうテレビの前に座って待っていてくれはしないんだ」

■F1には明確なビジョンが必要

ブルツは、昨年まで自身が参戦していたル・マン24時間レースからF1が学べることもあると話す。

「ル・マンは単独で非常に良い商品だ。純粋だし、非常に明確なメッセージ性を持っている」

「人間対マシーン24時間勝負だ」

「F1にはそうした明確さが欠けている。スポーツだと言う人もいれば、ショーだと言う人もいるからね」

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