ホンダ本社1Fのウェルカムプラザ青山でホンダF1ファンミーティングが開催された。
フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはS660で登場し、会場の外のファンの声援に応えながらビルへ入場。そして体重移動で動かすUNI-CUB(ユニキャブ)に乗ってファンとハイタッチしながら笑顔でステージへ移動した。
ステージ上ではファンや司会者からの質問に応えつつ、シミュレーションゲーム対決では笑顔で勝負するなど終始リラックスモードだった。
シミュレーションゲーム対決では、抜群のスタートダッシュを見せたバトンだったが、勢い余って鈴鹿サーキットの1コーナーでコースアウト。アロンソはなんとマニュアルモードで走行していたようで、慣れた手つきで安定した走行を見せた。
シミュレーションゲーム予選会を勝ち抜いたファンの上位3名は、アロンソと対決。予選会1位のファンは、アロンソを上回るタイムだったが、本物のアロンソを目の前にした決勝レースでは緊張したのか、実戦慣れしているアロンソが余裕の勝利。見事なF1ドライバーの集中力とテクニックを披露してくれた。
一方、実戦の結果や鈴鹿での話題では、厳しい表情を見せたり、言葉を選ぶ場面も。しかし、バトンは「ファンのみんなにとって、こんな厳しい状況で応援し続けるのは難しいことだと思うけど、こうやって応援してくれるファンに感謝しています」と述べた。
鈴鹿では厳しい戦いが予想されながらも「ベストを尽くします。ガンバリマス」と力強く語ってくれたバトン、そしてアロンソ。マクラーレン・ホンダの元F1チャンピオン2人の戦いにパワーを与えるのは、ファンの大きな声援だろう。