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予断を許さないF1シンガポールGPの大気汚染問題

2015年09月15日(火)18:08 pm

今週末に予定されているF1シンガポールGP(20日決勝)だが、今年もインドネシアの山火事によって汚染された大気が流れ込むという状況になっている。

シンガポール当局の発表によれば、単に煙った状態になるばかりではなく、“健康に害を及ぼす可能性がある”とされていることから、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでのF1開催に問題がないのかどうか、関心が集まっている。

こうした状況を受け、すでに予定されていたユニバーシアードやサッカーの試合などはキャンセルされたとも伝えられているが、このほどシンガポールGPの主催者が次のような声明を発表した。

「煙による視界不良や、大衆の健康問題、あるいは運営上の問題が発生したような場合には、シンガポールGPはイベントに関する何らかの全体的な判断を下す前に関係当局と密接に連絡を取り合うことになる」

さらに、レース主催者の広報担当を務めるスティーブ・スレイターは、ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に対し「緊急時を想定してさまざまなシナリオを準備している」と語り、次のように続けている。

「我々は、州の関係当局と密接に連絡を取り合っている。だが、レースに影響を及ぼす可能性があるものとしては2つだけが考えられる。まず、ドライバーの視界が妨げられるような場合、そしてサーキットにいる全員の健康に悪影響が及ぶと考えられる場合だ。そうした場合には(レース開催は)危機的な状況となるだろう」

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