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【マクラーレン・ホンダ】来季ホンダパワーユニットは劇的に改善

2015年08月25日(火)19:43 pm

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、エンジンパートナーであるホンダには、現在のパワーユニットの重要な要素を劇的に改善するための「計画」があると語った。

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先週末開催されたF1ベルギーGPに臨むにあたり、ホンダF1プロジェクト総責任者である新井康久は、改良を加えたパワーユニットは、スパ・フランコルシャンではフェラーリとさえ互角に戦えるようになるだろうと予言していた。

だが、残念ながら、結果は再び惨敗だった。

新たに開発を行ったパワーユニットコンポーネントを複数投入したことにより、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは合計105グリッド降格に相当するペナルティーを受け、最後尾からのスタートとなっていた。

そこからの巻き返しが期待されたマクラーレン・ホンダだが、いくつかのメディアは、その最高速度はライバルたちに比べて時速20km以上も遅いものだったと伝えている。

だが、ブーリエは次のように語った。

「フェラーリが昨年に比べて大きな進歩を遂げたのは、MGU-Hを改善したことによるものだ」

MGU-Hとは、パワーユニットのコンポーネントのうち、熱エネルギーを回生する装置のことだ。

「ホンダは、来年に向けて非常にいい(MGU-H)システムを製造する計画があるようだ」とブーリエはスペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に付け加えた。

一方、スパ・フランコルシャンで行われた会議において、現在パワーユニットのパフォーマンスや信頼性問題で苦戦を強いられているホンダとルノーには、ライバルたちとの差を縮められるよう、2016年には無制限で開発を認めることが検討されたようだという報道もあり、それが近いうちに合意に達するのではとささやかれている。

また、そのルール変更の背景には、新たに5社目となるエンジンサプライヤーがF1参入を可能とする目的もあるようだともささやかれている。

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