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「ライコネンは低価格ドライバーではない」とフェラーリのボス

2015年08月25日(火)20:54 pm

フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネが、キミ・ライコネン(フェラーリ)との契約を延長した理由を語った。

ちまたのうわさでは、フェラーリでは35歳となったライコネンとの契約を延長せず、もっと若手のドライバーをセバスチャン・ベッテルのチームメートに据えるだろうと言われていた。そして、その筆頭候補者としてウィリアムズのバルテリ・ボッタスの名前がささやかれ続けていた。

だが、フェラーリは、先週末のF1ベルギーGPに先駆けてキミ・ライコネンとの契約を来季も延長することを発表。そしてこのほど、その決断に至った理由についてアリバベーネが次のような説明を行った。

「GPDAは、どのドライバーがファンからの人気が高いのかについて非常にまじめで慎重な調査を行った。そして、キミが一番だった」

かつてはタバコ会社フィリップモリスにおいてマールボロの宣伝担当重役を務めていたアリバベーネは、F1ドライバーによる任意団体であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)がモナコGPの開催に合わせて実施していたファンに対する意識調査結果に言及し、次のように続けた。

「我々がその理由のために彼との契約を決めたわけではないのは確かだし、彼が青い瞳を持ち、金髪だからでもない。我々が契約延長を決めたのは、若いチームをまとめていく上では適正なバランスをとることが必要だからだ」

「キミはF1チャンピオンだし、セブ(セバスチャン・ベッテルの愛称)とも非常にうまくやっている。そしてチームの成長に関しても大きな貢献をしてくれているんだ」

だが一方で、非常に効率性を重んじる新会長セルジオ・マルキオンネが率いるフェラーリでは、ライコネンに対し2016年シーズンは年俸を引き下げることを求めているともうわさされていた。

だが、アリバベーネはこの件に関しても次のように語り、実質的に年俸の引き下げなどは行わなかったことを示唆している。

「低価格航空会社などもある。だが、これまで多くの低価格ドライバーたちを見てきたが、一定のレベルに達した者はいなかったよ。それはサッカー選手でもドライバーでも同じだし、一般的に、どんな分野のトップアスリートにも同じことが言えるよ」

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