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フォース・インディア、ヘレステストを欠席。深刻な財政難とのうわさも

2015年01月29日(木)7:16 am

フォース・インディアは28日(水)、今週末の2月1日(日)から4日間の日程でスペインのヘレスで行われる今年最初のF1公式テストへの参加を取りやめると発表した。

フォース・インディアでは21日(水)にメキシコで2015年型車の外観を公開していた。だが、ヘレスでの最初のテストにはその新型車ではなく、2014年型車で参加すると発表されていた。

フォース・インディアによれば、それは以前から計画されていたことであり、寒いヘレスで新車によるテストを行ってもあまり得るところがないため、それよりは開発を継続することを優先し、テストには旧型車で臨むことにするというのがその理由だった。

だが、フォース・インディアは28日に公式ツイッターに「ヘレスで旧型車を走らせることはやめることにした」とツイートし、次のように付け加えている。

「学べることは限られてくるし、それよりもバルセロナ(2回目のテスト/2月19日~)に集中することにした」

ところが、このフォース・インディアのテスト不参加に関して、新たなうわさがささやかれている。

『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』や『TZ Munchen(TZミュンヘン)』への寄稿で知られるラルフ・バッハ記者は、『f1-insider.com』のブログに、フォース・インディアの将来が「危機的状況」となっていると書いている。

チームオーナー兼代表であるビジェイ・マリヤが経営していたキングフィッシャー航空の経営破たんなどで厳しい立場に置かれていることはよく知られており、共同オーナーであるサハラのスブラタ・ロイもいまだに投獄されたままの状態だ。

バッハは、27日(火)にロンドンで行われたF1のストラテジー・グループの会合において、フォース・インディアが「経営破たんの危機に直面」しており、現在は無一文の状態であることが明らかとなったと報じている。

フォース・インディアが新車をテストに持ち込めない理由も、「重要なパーツの供給元が支払いを受けられていない」ことにより、開発が予定通りに進められていないためだという。

「今後4週間以内に資金の工面ができなければ、開幕戦のオーストラリアGP(3月15日決勝)と第2戦のマレーシアGP(3月29日決勝)への参加も危ぶまれるだろうと言われている」

そう書いたバッハは、さらに次のように付け加えている。

「チームは売りに出されている。そして、ルノーが購入に興味を示している。ルノーではレッドブルと縁を切り、もう一度F1での存在を強めたいと望んでいるからだ」

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