2014年F1第19戦アブダビGPが11月22日(土)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で3日目を迎え、現地時間17時(日本時間22時)から行われた決勝でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝。今季のF1王座を確定させた。ハミルトンの優勝は今季11回目、通算33回目。小林可夢偉(ケータハム)はリタイアに終わった。
【結果】F1最終戦アブダビGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
レースはスタートでポールポジションからスタートしたランキング2番手のニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)をハミルトンが追い抜いてトップに立つ。ハミルトン、ロズベルグがほかのドライバーを引き離しながら周回を重ねるが、中盤にロズベルグのクルマのERS(エネルギー回生システム)にトラブルが発生。ロズベルグはペースをたもてず、じりじりと順位を下げていく。しかしロズベルグはリタイアをよしとせず、最後まで走行を続ける。最後はハミルトンに周回遅れとされ14位で最終戦を終えるという想像もしなかった展開でタイトル争いに終止符が打たれた。
2位にはフェリペ・マッサ、3位にはバルテリ・ボッタスのウィリアムズ勢が入り、最終戦の表彰台を獲得している。
4位から10位までの結果は次の通り。4位ダニエル・リカルド(レッドブル)、5位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、6位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、7位セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、8位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、9位フェルナンド・アロンソ、10位キミ・ライコネン(フェラーリ)。
可夢偉は、戦闘力に劣るクルマで懸命の走行を続けるものの、レースが残り10周に近づいたところでクルマにトラブルが発生。そのままガレージにクルマを戻しリタイアで3レースぶりの復帰となった2014年最終戦を終えている。
2015年F1開幕戦オーストラリアGPは、2015年3月13日(金)に開幕し、決勝は3月15日(日)に行われる。