メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフが、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が2015年シーズンはF1から離れる可能性もあると語った。
現在、移籍情報が飛び交うF1の「シリーシーズン」において、最も大きな推測を呼んでいるのが、アロンソの去就に関することだろう。セバスチャン・ベッテルはすでに今季限りでレッドブルを離脱することが正式発表されており、恐らくはアロンソと入れ替わりにフェラーリに加入することになるものと考えられている。
であれば、アロンソはどこへ行くのか?
イタリアの『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙は、新たに行った読者アンケートの結果を発表しているが、それによると回答者の70パーセントがアロンソは2015年にマクラーレン・ホンダへ加入すると考えている。
「興味を示してくれることには感謝するよ」
アロンソは、200万人以上に及ぶツイッターのフォロワーたちに対しそうつぶやくと、次のように付け加えている。
「たとえどんなうわさが聞こえてこようと、僕にとって大切なのは今サーキットで走ることだよ」
「楽しんで、信頼して欲しい。お楽しみはこれからだよ」
今季圧倒的な強さを誇り、すでにコンストラクタータイトルの獲得を決めるとともに、ドライバータイトルについてもルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのいずれかが獲得することがほぼ確定的となっているメルセデスAMGでは、アロンソが2015年に加入することになるのではないかといううわさに関しては繰り返し否定してきている。
ヴォルフは、アロンソの行き先としてはマクラーレン・ホンダの可能性が一番高いとふんでいる。だが、ヴォルフは『Sportwoche(シュポルトヴォッヘ)』誌に「彼がそうするためには契約解除条項を使うしかない」と語り、次のように続けた。
「多分、彼はF1を離れて休みを取るんじゃないかな。彼は今年友人のマーク・ウェバーに会いにル・マンへ行っていたし、あのレースが彼にとって魅力的であることは間違いないよ」