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マルシャ、ビアンキの事故に関する報道に怒りの反論

2014年10月15日(水)19:52 pm

マルシャが15日(水)に、最近のメディア報道に対して反論を行った。

鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP(第15戦)決勝で、コース内に導入されていたクレーン車に激突し大けがを負い、今もなお日本の病院でこん睡状態にあるジュール・ビアンキだが、その事故を引き起こした原因はビアンキ本人とマルシャにあったと示唆する記事が最近報じられていた。

それらの報道によれば、ビアンキが2本の黄旗が振られている区間で速度を落とさなかったことでコントロールを失ったことがクレーン車に激突した原因であるとほのめかされるとともに、その黄旗の原因となったエイドリアン・スーティル(ザウバー)がクラッシュを起こした際、マルシャがビアンキに対し、ライバルチームのマーカス・エリクソンに追いつくためにスピードを上げるよう指示を出していたと報じられていた。

マルシャはこれに対し15日(水)に声明を出し、ビアンキがいまだに「深刻な状況」に置かれているときにこうした報道がなされたことに「ショックを受け」、「怒りを感じる」とともに「苦しめられている」と表明。

マルシャは、こうした報道で指摘されたことは「すべて間違いだ」と主張し、次のように続けている。

「ジュールは黄旗2本が振動されているときに確かにスピードを落としていた」

「そのことはチームがFIA(国際自動車連盟)へ提出したテレメトリーのデータでも証明されており、紛れもない事実だ」

さらに、マルシャはピットウォールとビアンキの間で交わされた無線通信の録音により、エンジニアがビアンキに対し「速く走る」ことをほのめかすような発言を一切していなかったことも「非常に明白だ」としている。

マルシャの声明は、次のような一文で締めくくられている。

「チームは、これらの事実を確認することにより、現在最も優先しなくてはならないジュールと彼の家族への支援を妨げるようなことが今後起こらないことを心より願うものである」

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