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来年はライバルたちがメルセデスエンジンを模倣してくるだろうとフォース・インディア

2014年08月11日(月)18:16 pm

フォース・インディアのCOO兼スポーティングディレクターであるオットマー・サフナウアーが、2015年にはルノー、フェラーリ、そしてホンダというライバルエンジンメーカーたちが、今季圧倒的な強さを誇っているメルセデスエンジンの概念をコピーしてくるであろうことは「間違いない」と語った。

■現状はメルセデスエンジン搭載チームが上位を占める
F1のエンジンルールが大きく改定された今シーズン、メルセデスが設計した回生エネルギーとV6ターボエンジンの組み合わせによる「パワーユニット」はここまで他メーカーの追随を許さず、メルセデスエンジンを搭載している4チームはいずれもここまでチーム別ランキングの上位6チームに入っている。

現在、エンジンの開発は「凍結」されている状態だが、それでも各メーカーは来季に向けてパワーユニットのレイアウト全体に関して最大48パーセントまでは変更することができるようになっている。

■ライバルたちがメルセデスエンジンを模倣してくるのは間違いない
そうであれば、来季はメルセデスのエンジンをライバルたちがそのまま「コピー」してしまうということになると考えているか、とF1公式サイトのインタビューで尋ねられたサフナウナーは「そう思う」と認め、次のように続けた。

「ほかのパワーユニットが戦略的にどういう方向を目指そうとしているのかを理解しているわけではない。でも、F1ではみんなが何をやっているのかということを誰もが調べているのは間違いない。そして、何か自分たちが見落としていたことがあったということが分かれば、そう(コピー)するよ。そして彼らも今では自分たちに何が足りなかったのか分かっているしね。それが我々の世界のやり方なんだ」

■今年のメルセデスAMGならルノーエンジンを積んでも勝てる
だが、サフナウナーは、F1が純粋に「エンジン主体」のレギュレーションになったと言うのはあまりにも単純過ぎると次のように続けた。

「勝利するためにはすべてをうまくやる必要があるんだ」

「メルセデスAMGを見てごらんよ。私は、もし彼らがルノーエンジンかフェラーリエンジンを積んでいたとしても十分に勝てると思っている」

「今年はエンジン性能によるシーズンになったかって? 多分、エンジン開発がすべて凍結されていたころよりはそういう傾向が少しは強くなっているだろう」

そう語ったサフナウナーは、次のように付け加えている。

「でも、すべてがエンジンによって決まるだろうか? そんなことはないさ」

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