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バイエルン銀行、F1ボスの和解案を拒否

2014年08月11日(月)18:57 pm

F1最高責任者バーニー・エクレストンの法的問題はまだそう簡単に完全決着というわけにはいかないようだ。

先週、エクレストンが1億ドル(約102億円)に及ぶ和解金を支払って、ミュンヘンで訴えられていた汚職容疑裁判を終わらせたことが報じられたが、その前にエクレストンはバイエルン州立銀行であるバイエルンLBに対しても2,500万ユーロ(約34億円)の補償金を支払うことで示談に持ち込みたいという意思を明らかにしていた。

そして、元F1筆頭株主であったバイエルンLBに対するこの補償金支払い許諾の期限は先週の金曜日(8日)までだと報じられていた。

エクレストンがこの2,500万ユーロの補償金の話を持ち出したとき、エクレストン弁護団の1人の弁護士は、これは有罪を認めるという意味でも、すでに投獄されているゲルハルト・グリブコウスキーに4,400万ドル(約45億円)の支払いをしたことでバイエルンLBが被ったと考えられる損害に対する補償という意味でもないと語っていた。

だが、ドイツの『DPA通信』が報じたところによれば、バイエルンLBはこの補償金の受け取りを拒否したという。

バイエルンLBが今回の申し出を拒絶したのは、F1商業権を売却した後、同銀行がエクレストンに対して4,100万ドル(約41億8,000万円)の相談料を支払っていたということを根拠としてのものだと考えられている。

バイエルンLBでは当初、エクレストンとグリブコウスキーの汚職問題による株価の過小評価などで被った損害の賠償として4億ドル(約400億円)というとてつもない額の支払いを求めていた。

バイエルLBの代理人は、『DPA通信』が報じた今回の申し出拒否は事実であることを認めている。

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