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ベッテル「新配合燃料は役に立たなかった」

2014年07月22日(火)17:04 pm

レッドブルでは、先週末に開催されたF1ドイツGP(第10戦)に持ち込まれた新燃料によってメルセデスエンジンを搭載するチームとの差を縮められるものと期待していた。

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だが、このもくろみは空振りに終わったことをセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が認めた。

ホッケンハイムで行われるドイツGPを迎えるにあたり、ルノーエンジン使用チームに燃料を供給しているトタルから新たな配合による燃料が供給されることにより、ドライバーはこれまでよりも12馬力高い出力を得ることができるだろうと報じられていた。だが、それが実現することはなかった。

ベッテルはこれについて、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「それにはほど遠かったと思うし、それがうまく機能しなかった理由がいくつかあるんだ」

「1週間でそうできるようになるかどうかは、分からないね」、と今週末に開催されるハンガリーGP(27日決勝)に向けての不安も隠せないベッテル。

「もっと期待していたから、がっかりしたのは確かさ。大きな一歩にはならなかったね。でも、そうなることを期待しているよ」

数レース前には、昨年まで4年連続でF1チャンピオンとなったレッドブルは、今季圧倒的な強さを誇るメルセデスAMGに次いで2番目に強いチームとしての地位を確立したように見えていた。

だが、ベッテルは、現在その位置にいるのはウィリアムズだと次のように続けた。

「間違いないね。彼らの予選での速さはものすごいよ」

「僕たちもまだ追いつけると思う。でも、オーストリア(第8戦)以降は彼らのほうが上にいるよ」

これまで、レッドブルは今季思うような成績が残せない原因はエンジンサプライヤーのルノーに責任があるとしていた。しかし、ベッテルはミルトンキーンズにファクトリーを構えるレッドブル自身にももっとやるべきことがあるとほのめかした。

「僕たちにはグリップが不足している。すぐに滑ってしまうんだ。ほかのチームのほうがうまくやっているね」

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