NEXT...F1開催スケジュール

来年もルノーエンジンを搭載するのは100パーセント確実とレッドブル

2014年06月07日(土)20:10 pm

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、2015年もルノーからエンジンの供給を受けることを確約した。

最近、同チームのモータースポーツアドバイザーであり、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いをすることで知られるヘルムート・マルコが、第8戦のF1オーストリアGP(6月22日決勝)が、ルノーにとっては今季序盤に抱えた競争力不足を克服するための最終期限となると示唆していた。

さらに、マルコはフォルクスワーゲンからエンジン供給を受ける可能性すらあるとほのめかしていた。

だが、ホーナーはカナダGP(8日決勝)を前に、「ルノーに最後通告をすることなどないよ。ただ、我々としてはできるだけ早く改善して欲しいと思っているだけだ」と語った。

天才F1カー設計者と言われるエイドリアン・ニューイを最高技術責任者として抱え、昨年まで4年連続でF1タイトルを獲得したチャンピオンチームのレッドブルだが、実際のところルノーに替わるエンジンメーカーの選択肢はほとんどない。

現在ルノー以外のF1公式エンジンサプライヤーはメルセデスとフェラーリだが、彼らはもちろんレッドブルの最大のライバルチームにワークスエンジンを供給している。さらに、来年2015年からF1にエンジンサプライヤーとして復帰するホンダは、マクラーレンにワークスエンジンを供給することが決定している。

つまり、現状ではレッドブルとしてはルノーとともに歩み続けるしかないのが実情だ。

「彼らもそうした状況は分かっているよ」

ホーナーは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう述べると、次のように続けた。

「カルロス・ゴーン(ルノー最高経営責任者)がモンテカルロを訪れ、我々を安心させてくれたよ」

「我々はルノーとともに大きな成功を収めてきたことを忘れてはならないし、彼らが問題を解決してくれると信頼している」

ホーナーは、レッドブルがパフォーマンス不足を理由としてルノーとの契約を破棄するのではないかとのうわさに対して、「来年もルノーエンジンをうちのクルマに搭載するよ。100パーセント間違いない」と宣言した。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック