F1インドGPの主催者が、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンと話し合いを行って、2015年から再びニューデリーのレースをF1カレンダーに復帰させたいことを明らかにした。
2011年に初開催されたときからF1開催にまつわる課税問題が課題視されていたインドGPだが、2011年から2013年まで3年間の開催を経て今年のF1カレンダーからは脱落していた。そして、エクレストンは今週、2015年にもインドGPを再び開催する計画はしていない、と次のように語った。
「現時点においては、インドGPが来年開催されることがないのは確かだ。多分、2016年じゃないかな」
そのエクレストンの発言を受け、インドGPの民間主催会社であるジェイピーの社長サミール・ガウルは『Hindustan Times(ヒンドゥスタン・タイムス)』に対し、次のように述べた。
「すぐにエクレストン氏との話し合いの場を設け、この件に関して直接話をするつもりだ」
「以前言ったように、私は来年には再びレースを開催したいと思っている。だが、エクレストン氏との会談の結果どうなるか、様子を見よう」
インドにおけるF1開催の主要な問題は、インド政府が公式にはF1レースをスポーツとして認めていないということだ。
インドにおけるモータースポーツ統括団体であるインド・モータースポーツ・クラブ連盟(FMSCI)では、懸命にこの状況を変えようとしている。FMSCIの会長であるアクバル・エブラヒムは、この件に関して次のように述べた。
「残念なことだ。だが、政府が認定さえすれば、エクレストン氏の懸念も解消されることになると大いに期待している」