F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が、スキー事故で昏睡(こんすい)状態に陥っているミハエル・シューマッハが回復することを確信していると語った。
かつてフェラーリでチーム代表を務めシューマッハとともに黄金時代を築いたトッドは、それ以来シューマッハとは親しい友人関係にあり、スキーでの事故後、病院にシューマッハを見舞うことが許された一握りの人間のうちのひとりだ。
最近では、昏睡中に45歳となったシューマッハがもはや脳の損傷から回復することはないのではないかとの憶測記事が出回った。だが、トッドは再び親友と会えることを確信していると次のように述べた。
「ミハエルはファイターだし、私は彼の力強さ、勇気、そして忍耐力をよく知っている」
「私は、運命が迷っているようなときには、これらによって違いが生じると固く信じている」
ドイツ語メディアにミュンヘンでそう語ったトッドは、次のように付け加えた。
「彼を愛する者にとって、今は彼を信じるべきときなんだ」