F1の「最高権威」であるバーニー・エクレストンが、F1の持ち株会社の取締役を辞任したとの報道に関し、いまだにF1の運営に携わっていると主張した。
エクレストンは、日常業務をこなしながらも、ミュンヘンで行われている贈賄容疑に関する裁判の結果が出るまでいったんF1持株会社の取締役の立場から退いた。
だが、エクレストンは『BBC』に対し、「裁判が終われば、私はまた取締役に復帰するよ」と語り、次のように続けた。
「取締役全員が、100万パーセント以上私を支援しているよ。彼らは、私に対し、私が常に行っていることをやって欲しいと望んでいる」
しかし、F1株式の持株会社であるデルタ・トプコ社の声明には、エクレストンは今のところ最高経営責任者ではあるものの、今後はより厳密に監視されることになると記されている。
エクレストンはこれに関して、次のように答えた。
「フォーミュラ・ワン・マネージメント(F1の商業権を管理する組織/FOM)はこれまでと同じだ。何も変わることはない」
「ただ、私が何か買いたいと思っても、取締役会の承認なしにそれを実行するわけにはいかないということだけだ」
「だが、レースやサーキットに関しては、これまで我々が常にやってきたやり方を続けることになる。これからも同じだよ」