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F1日本GP表彰台インタビュー

2013年10月13日(日)20:33 pm

F1第15戦日本GPはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝。マーク・ウェバー(レッドブル)が2位、ロマン・グロージャン(ロータス)が3位に入った。

【結果】F1日本GP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数

表彰台では、元F1チーム代表のエディ・ジョーダンがインタビューを行った。

セバスチャン・ベッテル
ジョーダン:スズカ、コンニチハ! 今シーズンすでに9勝したけど、タイトルはまだ確定してない。どんな気分だい?

ベッテル:コンニチハ! まず何より、ファンのみんなにありがとうと伝えたい。ここへ来ると毎回、ドライバー全員を温かく迎えてくれて、敬意を払ってくれる。今日のレースは失敗したよ。スタートが最悪で、ロマンとも接戦だったと思うけど、多分ルイス(ハミルトン/メルセデスAMG)にフロントウイングが当たった。ルイスはその後パンクしていたと思う。僕には行き場がなかったんだ。

ベッテル:その後はしっかりと我慢してタイヤを最後まで持たせ、終盤には信じられないようなペースで走れたから、ロマンを抜くことができた。マークは違う戦略だったね。ここへ来る度に圧倒されるよ。応援してくれて本当にありがとう。

ジョーダン:どのタイヤを装着するのか、誰が最終的に決めたんだい? 君自身が最後の最後に決めたという印象だけど。

ベッテル:第1スティントで決まっていたようなものだと思う。僕たちは長めに走ったから、新品タイヤを装着したクルマよりもラップタイムが遅くなることを考慮に入れないといけなかったんだ。最後まで攻めるためにね。

ベッテル:2011年のレースも同じような状況だったと思う。毎回僕たちが真っ先にピットへ入って、レース終盤に追い詰められた。最終的には2台に抜かれていたよ。だから今年はその逆をやったんだ。タイヤをいたわってレースをコントロールするだけのペースがあったからね。

ベッテル:確かに、2ストップは楽じゃなかった。特に第2スティントは厳しかったよ。でも、第1スティントで長めに走り、2ストップにするという決断が決め手だったと思う。

マーク・ウェバー
ジョーダン:世界屈指の名コース、鈴鹿で走るのは今回が最後だけど、どうだった?

ウェバー:素晴らしいコースだよね。今日のレースは、かなり良かった。もちろん、表彰台でもう一段上に立ちたかったけどね。セブ(ベッテルの愛称)とは戦略が違って、彼は第1スティントを長くした。それで終盤は彼が有利になったんだ。2位には大満足だけど、常にもっと上を目指すものだからね。今日は全力を尽くせたと思う。2人ともスタートが最低だったから、その後はペースを取り戻して、戦略を成功させられるようタイヤをもたせようとしていた。最終的には3ストップにしたけど、順位を取り戻せた。

ロマン・グロージャン
ジョーダン:表彰台の常連になってきたね。シンガポールでは表彰台に乗っていてもおかしくなかったし、韓国では実際に表彰台だった。そして今日もだ。去年は評価が悪く、シートも失うと思われていたのに、表彰台だよ。今はどんな気分?

グロージャン:去年よりだいぶ良くなったのは間違いないね。今日はクルマが素晴らしくて、オプションタイヤでスタートした序盤はうまく引き離せた。その後はレッドブルが追いついてきたと思うけど、みんなが素晴らしい働きをしてくれた。

グロージャン:僕のエンジニアの母国レースだから、満足してくれていると思う。いつもファンのことを誇りにしているんだ。こんなに難しいコースで表彰台に乗れてよかった。

セバスチャン・ベッテル
ジョーダン:4連覇が間近になっているけど、次のレースにどう取り組んでいく?

ベッテル:まずは今日を楽しみたいよ。素晴らしいレースだったと思うし、このコースが大好きなんだ。ファンも最高で、僕たちにとって鈴鹿を特別な場所にしてくれている。だから、まずはこの瞬間を満喫したい。それでもタイトル争いに影響はないでしょ。鈴鹿で4勝できるなんて信じられない。今から来年のレースが楽しみだよ。

ベッテル:タイトル争いについては、大きな差をつけられたけど、今後も攻めていく。この数年で、僕たちが最後まで手を緩めないことを証明してきたと思う。そのおかげでタイトルを獲得できたと思っているしね。今年はかなり良い状況になっているけど、確定するまでタイトル争いは終わらない。

【写真】F1日本GPドライバーズパレード(全24枚)

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