元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツが現在もウィリアムズと関わりがあることを明かした。
優れたテストドライバーと評価されているブルツが同チームで走ったのは2007年シーズンが最後だが、近ごろはドライバーのコーチとして関わり続けているという。
しかし、オーストリアの雑誌『Sportwoche(シュポルトヴォッヘ)』は、ブルツはコーチではなく、チームの構造改革とスタッフのスカウトに関わっていると伝えている。
「僕のウィリアムズでの仕事は、チームの構造を分析して進歩に役立つアイデアを提案することだよ」とブルツは説明している。
「パット・シモンズがウチに来てくれたけど、彼はウィリアムズが新たに雇おうとしている数人の中のひとりに過ぎない」と付け加えた。
いずれ創始者のフランク・ウィリアムズ卿の跡継ぎとなる事をチームから期待されているのではないかという予想をブルツは否定している。
「僕のレースキャリアが完全に終わった時に、白髪を増やして眠れない夜を過ごしたくなったら、F1チームの代表になろうとするかもね!」
「実際、未来に何が待っているかなんて分からないよね」
ブルツは現在もFIA(国際自動車連盟)の耐久選手権(WEC)に、トヨタからLMP1クラスに参戦している。