先日、各チームが来シーズンは20レースに制限したいという強い希望を持っており、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンも現在のF1カレンダーから落ちることになりそうなのがインドGPと韓国GPであると認めたとの報道がされていた。
メルセデスAMGのエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、ハンガリーで行われたほかのF1チーム代表者たちとの会合のあとで、「20レースを行うということで意見の一致を見ていると思っている」と語り、次のように続けた。
「それ以上になれば、組織の人員を増やさなくてはならなくなる。だから20レースでいくべきだ」
インドでの主たる課題は税金問題だ。インド政府はチーム及びドライバーたちの多額の収入全額に対して課税されるべきだと主張している。
『Reuters(ロイター通信)』によれば、これに関して質問を受けたエクレストンは次のように答えている。
「来年インドGPが開催されることになるかって? 多分ないだろう」
エクレストンはインドでの問題が「政治的」なものだと認めている。
一方、インドの放送局『NDTV』は、インドGPの主催者であるジャイピーの代理人が、F1との契約は2015年までとなっており、レースを継続して開催することを望んでいると語ったと報じた。