ザウバー創設者であるペーター・ザウバーと、現ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンが、最近2度にわたってモスクワを訪問していたことを認めたが、15日(月)にザウバーは新たに3つのロシア企業と提携を行うことを発表した。
その3社とは、『インベストメント・コーオペレーション・インターナショナル・ファンド』、『ステート・ファンド・オブ・ディベロップメント・オブ・ノース・ウエスト・ロシアン・フェデレーション』、『ナショナル・インスティチュート・オブ・アビエーション・テクノロジーズ』だ。
ザウバーによれば、今回の契約には「ロシアにおけるF1のプロモーション活動」や、来年初開催が予定されているF1ロシアGP、技術開発に関する事項が含まれており、それらによって「新たな収入源が開拓できる」としている。
また、ザウバーはその声明の中で、17歳のロシア人ドライバー、セルゲイ・シロトキンを「2014年にザウバーのレースドライバー」とするべく、育成してゆくともしている。
ザウバーは、声明の中で次のように語っている。
「この広範囲に及ぶ協力関係により、最高峰のモータースポーツという舞台で、ロシアによる革新を紹介することができるだろう」
「同時に、ザウバーF1チームは長期的に競争力を増強してゆくための確固たる基盤を手にすることになる」