F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は、メルセデスAMGとピレリが極秘タイヤテストを行った件をFIA国際法廷に付託することを発表した。なお、フェラーリのタイヤテストについては、ルールに反していないと判断された。
メルセデスAMGはF1第5戦スペインGP後、バルセロナでピレリとともにタイヤテストを実施。このテストは今季型マシンを使い、レースドライバーも参加して1,000km以上走行したという。これが明らかになると、フェラーリやレッドブルは猛反発し、正式に抗議した。
一方、フェラーリも第4戦バーレーンGP後にテストを行っていたが、こちらは2011年型車を使っており、FIAは2011年型車でのテストは規約に違反していないと判断。この件の調査を終了すると5日(火)に発表した。
しかし、メルセデスAMGの問題については、規約違反の疑いがあるとして、国際法廷に付託することを発表している。