元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツがF1ドライバーのマネジメント業に乗り出した。
『Speed Week(スピード・ウィーク)』によれば、F1の下位カテゴリーであるFIA(国際自動車連盟)ヨーロッパF3に参戦中のイギリス人で19歳のアレックス・ライアンのマネジャーはブルツであるという。
「ライアンはまれに見る才能の持ち主だ」と、ウィリアムズでドライバーコーチも務めた経験を持つブルツが語っている。
「彼をF1に押し上げる手伝いをするときが楽しみだ」
ブルツは若きドライバーの才能に目を輝かせているが、ライアンのマネジャーはブルツだけではない。FIA会長ジャン・トッドの息子ニコラ・トッドもライアンのマネジメントに関わっているのだ。
ニコラはフェリペ・マッサ(フェラーリ)、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、ジュール・ビアンキ(マルシャ)をF1に導いた敏腕マネジャーで、先日も、ニコ・ロズベルグやルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)を輩出しF1ドライバーへの登竜門と言われるGP2参戦中のジェームズ・カラドとの契約を発表したばかりだ。
ニコラは、自身のチームであるARTで走るカラドについて、「カラドの才能と姿勢に強い印象を受けたんだ。GP2を制して、F1にふさわしい実力をもっていると証明できたらいいね」と話している。