ロータスのエンジニアが、同チームドライバーのロメ・グロジャンは開幕数戦での苦戦をすでに過去に流したと話している。
エンジンを供給しているルノーに所属するブラジル人のリカルド・ペンテアドの発言だが、実はキミ・ライコネン車を担当している。
グロジャンは今シーズン開幕から苦戦していたが、新シャシーを使用し始めた前戦F1バーレーンGPでは表彰台フィニッシュとなった。
昨シーズンのグロジャンは1周目の事故の原因となることが多く、マーク・ウェバー(レッドブル)には「1周目の狂人」呼ばわりされていた。しかし、ペンテアドはバーレーンGPでの結果からみて、グロジャンが昨シーズンを過去のものとして前に進むことができた証だと考えている。
ペンテアドはブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に次のように語っている。
「グロジャンはもう昨シーズンのことを忘れてもいいと思う」
「追い抜きは全て完ぺきだった、誰もリタイアに追い込んだりするようなことはなかったし、これでグロジャンというドライバーがどういうドライバーかという事を証明することができたはずさ、特に速さをね」
「去年も速さを見せることはあったし、クルマのシステムを使うことに関してはキミ(ライコネン)よりも上なんじゃないかと思うけど、グロジャンの課題は正しいセットアップを見つけることと、もう少し自分に自信を持つことじゃないかな」