セルジオ・ペレス(マクラーレン)は、F1第4戦バーレーンGP(4月21日実施)のレース中に起きたチームメート同士のバトルのあと、ジェンソン・バトン(マクラーレン)に謝罪はしていないと述べた。
バトンはバーレーンでのレース後、今季からチームに加わったペレスのドライビングを厳しく批判したあと、「チェコ(ペレスの愛称)は謝罪した。僕たちはよく話し合った」と語った。
しかしペレスは、謝罪がバトンにではなく、チームに向けたものだったと明かした。
「僕がジェンソンに謝罪したってあちこちで報道されていたけど、そうじゃないんだ」とメキシコシティーを訪問中のペレスは語った。
『Guardian(ガーディアン)』のウェブサイト上にあるビデオの中で、「彼には謝っていない。だって、必要だとは思わなかったから」とペレスは述べている。
「僕たちはチームに対して謝罪しなければならなかったし、この件について話し合った。チームに謝ったのは、僕たちが大きなリスクをおかし、ふたりともアグレッシブ過ぎたからさ」
「でも、(バトンに)謝罪はしていない。僕たちの関係は今も大丈夫だよ」
ペレスはまた、今季から加わったマクラーレンで相当なプレッシャーを受け、苦悩していることを認めた。
しかし、「メキシコ中のサポートが僕にはある」と『EFE通信』に述べた。
「マクラーレンに入った当初は大変だった。イギリス人ドライバーとイギリスのチームにいるわけだからね。イギリスのマスコミからもひどい扱いをされたよ」
「そしてもちろん、これはチームが望んでいたシーズンのスタートではないから、ますますプレッシャーが重くのしかかってきているんだ」とペレスは心境を語った。