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コバライネンのF1復帰はチーム批判をしなかったため

2013年04月19日(金)12:20 pm

ヘイキ・コバライネンがケーターハムのリザーブドライバーとしてF1復帰を果たしたことは、チームとのつながりを保つことの重要性を示していると元F1ドライバーのミカ・サロが話している。

ケーターハムのチーム創設当初からドライバーを務めていたコバライネンだが、スポンサー資金をチームに持ち込む「ペイドライバー」にシートを奪われ、昨シーズン末でF1を離れていた。

しかしコバライネンは、F1第2戦マレーシアGPで、ケーターハムのチームオーナーであるトニー・フェルナンデスのゲストとしてパドックを訪れていた。そして15日(水)、リザーブドライバーとしてF1バーレーンGP(4月21日決勝)とスペインGP(5月12日決勝)で金曜フリー走行を担当することが発表された。

バーレーンGPで競技委員を務めるサロは、フィンランドのテレビ局『MTV3』にこう語った。「F1では、決して元に戻る道を断ってはいけないという証明だ」

「私はキャリアで111戦を7チームから出走した。どのチームも私のことをよく知っていて信頼してくれ、私も決してチーム批判をしなかった」とサロは説明している。

2012年末にチームを去る際にもケーターハムを批判しなかったことが、コバライネンが再びチームに戻ることにつながったのかもしれない。

「ヘイキにとって大事なことは、またガレージに戻れて、F1マシンの感覚も維持できるということだ」とサロは話している。

マレーシアGPでは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがチームの指示を無視してチームメートのマーク・ウェバーを抜いて優勝し、それ以降、ウェバーがF1を去るのではないかとささやかれている。サロは、その件を例に挙げて、こう語った。

「ほかにも何が起きるか分からない。レッドブルで起きていることを知っているだろう。もし、誰かがチームを去るとしたら、去るのが誰なのかは、全員が知っている」

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