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アロンソ「現時点では勝てるクルマではない」

2013年04月19日(金)12:22 pm

フェラーリのフェルナンド・アロンソが、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるF1第4戦バーレーンGP(4月21日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:現在、ドライバーズランキングの上位4人はあなたと、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、キミ・ライコネン(ロータス)そしてルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)と、いずれもF1チャンピオン経験者で占められていますが、これについてどう思いますか?

アロンソ:驚くべきなのかどうなのか、よく分からないよ。だって、最初の3レースを終えた時点でランキングがどういう形になるかなんて全く考えてもいなかったからね。昨年は、シーズン序盤にはかなり驚かされることがあったけれど、今は全員の能力を見極め、新しいルールやそのほかの新しい要素に関する自分たちの知識を増してゆくときだと思う。今年はタイヤを学ぶことが主体となると思うし、現時点では、僕たちはうまく取り組めていると思うよ。

アロンソ:この段階では、ランキングの順位はあまり重要じゃないよ。でも同時に、ルイスが今の位置にいるのは大きな驚きでもない。彼は現在のドライバーの中では最高レベルだ。昨年はマクラーレンを競争力のある位置に持っていっていたし、今年は同じことをメルセデスAMGでやっているだけだからね。レッドブルのクルマが一番強力だろうということは分かっている。それに、キミは素晴らしい形でシーズンをスタートさせているし、多分誰よりもうまく運転しているみたいだね。

Q:中国GPで表彰台の中央へ立てたことには満足していますか?

アロンソ:とてもうれしかったよ。しばらく優勝から遠ざかっていて、やりきれない思いだったからね。表彰台には何度も上っていたものの、11レースか12レースにわたって優勝できていなかった。でも、素晴らしいクルマを持ちながらも、50レースも60レースも勝てずにいるドライバーも多い。そうは言っても、もしタイトルを狙うのであれば、常に表彰台に立つことが必要だね。

Q:当然ながら、タイトル争いの最大のライバルはセバスチャン・ベッテルでしょうが、中国GPで彼に勝てたことについてどう思っていますか?

アロンソ:セバスチャンが中国GPで表彰台に上れなかったのは、現時点ではいいニュースだね。でもそれは単に、今彼がタイトル争いをリードしているからという理由だよ。もし仮にルイスやウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)がリードしていたとしても同じように感じるだろうね。セバスチャンという人間だからというわけじゃなくて、彼がリードしているからだよ。

Q:今季型車のF138について、どう思っていますか?

アロンソ:現時点では勝てるクルマだとは思っていない。まだたった1勝できただけだからね。オーストラリア(開幕戦)では僕たちが最速ではなかったのは明らかだし、マレーシア(第2戦)でも少し手を焼いた。中国では、レースペースに関して言えばセバスチャンがずっと最速だった。でも彼は予選でおかしな戦略をとってしまっていたんだ。

アロンソ:僕たちも改善し続ける必要があるし、もう少し速くならないとね。今回のレースにもいくつか新しいパーツを持ち込むし、バルセロナ(第5戦スペインGP/5月12日決勝)とモナコ(第6戦/5月26日決勝)では新しいパーツもできてくる。だから、次の1か月半で最高レベルのクルマに仕上げることができるよう願っているよ。

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