資金難から開催が危ぶまれながらも2013年のF1カレンダー入りを果たしたF1ドイツGPの舞台ニュルブルクリンクだが、来年以降も危機は続いてしまうようだ。
2013年シーズンの開催カレンダー決定前には幾度となくニュルブルクリンクの資金難が伝えられ、ニュルブルクリンクとドイツGPを交互開催しているホッケンハイムリンクでの代替開催案も報じられた。最終的には、ホッケンハイムにかかわりが深いドイツ自動車協会(AVD)の協力によってなんとか2013年ドイツGPはニュルブルクリンクでの開催決定にこぎつけたようだ。
ニュルブルクリンクでのドイツGP開催決定を、同サーキットの広報が認めている。「当地でグランプリを行います。数週間前に最終決定いたしました」
しかし、AVDを主催者とするニュルブルクリンクでF1開催契約は2013年限りだと『Speed Week(スピード・ウィーク)』が報じている。
AVDの広報も「この先、ニュルブルクリンクがどうなるかが不透明なため、(ニュルブルクリンクでのAVD主催グランプリの)開催契約は本年限りです」と、この報道を認めている。